スイの株式投資ブログ

投資初心者です。

4-7月までの投資行動振り返り

先日、誕生日にイオンのフードコートで一人飯をして、車内で一人泣くというこれまでにない屈辱を味わった私より惨めな人がいるだろうか、いやいない。
今回は、そんな惨めな私が投資を始めて買った銘柄や色々と試してみたことの振り返りをしようと思う。
初心者が正解もわからず振り返りしても意味ない、もしくは振り返り前より悪くなるかもしれないが何となくしたくなったので。。

目次

 

運用総額推移について

4月初めに300万円、5月初めに500万円、6月末に900万円、7月21日現在1070万円という風に増えている(+300%のパフォーマンスが出てるわけじゃなく入金とレバレッジで増えてるだけ)。ほとんど知らずにいきなり大量購入怖かったので3月下旬に300万円くらいから始めた。これは頭の中で何回シミュレーションしても初手全力投球は出来なかったのでいくら歴史的な上昇局面だったとはいえ仕方ないことだっただろう。5月初めに500万円は少なかったかもしれない。一応四季報は通読していたし、知っている銘柄も増えてきたため勇気を持つことが重要だった(基本的にビビりなので改善したい)。そして色々と株を買っていたら”いつの間にか”ポジションが1070万円になっていた。ポジションの量が気付いたら想定量より遥かに増えていたため、資金管理が疎かになっていたのだろうと思う。本当は1000万円前後くらいの感覚だった。どれを売るべきなのか悩んでいるが、何を売ればいいか分からない。これは割と危ない状況なんだろうと思っているので、どうしようかな、と悩み中。思考停止に近いかも…?

電力株

3月下旬に九州電力を買って5月初めに+16%くらい利益が出た後に売って、その後数日で原発がある値上げ期待の電力株をバルク買いした。これはかなりのビギナーズラックで波乗りが出来た。九電を売った資金で次は値上げ電力買おうと思ってたところまでは良かったが、九電を売ったその日に別の銘柄を買うべきだったなと反省。数日下がるかもとかいう適当な予想でたまたま下がるもしくはヨコヨコだったから結果論では良かったが、上がっていれば買い向かえなかっただろうし、素直に当日中に銘柄を入れ替えるべきだったと思う。
中国電力の上げの初動で一時的に売ってしまったことは後悔している。決算後PTSで5%くらい上がった時に寄り天の多い電力株でいつも通り寄り天するだろうと思って数日の間に買い戻すつもりで売ったら爆買い中国人の如き鬼買いが入りさらに5%上がっていて急いで買い戻した。凄腕の方にもたしなめられて、長期保有目的で買った銘柄をさらに短期で売買する事の罪深さを知ったのだった。。。
沖縄電力で上がるかなと思って70円くらい利幅を取って終わったトレードも結果的に良かったがあまり良くなかった投資行動な気がする。
因みに九州電力の分析記事を書くために目を凄まじく酷使したせいで目から血が出た。。。

 

日本パレットプール

2024年問題と低PBRを兼ね備えた最強銘柄だと思い分析を始めたが、想定と違い即撤退。結果的にも撤退が正解だったのが少し自信を付けてくれたので良かった。
この時初めて小型株の資料の少なさにびっくりした。九州電力から分析したので分析するための資料が豊富にあるのが普通だと思っていたら全然資料無くて困った記憶がある

 

コスモス薬品

食料品が激安でよく利用しているお店だったのと、四季報で気になったので分析して購入。九州地盤で電気代が他地域地盤ドラッグストアよりも安く、2,3日に一回は行くので客の入り具合等も分かっているし、コロナが流行り病と認識されていくにつれて市販の風邪薬で済ませようとすることや化粧品が売れることで高利益率の商品が売れるんじゃないかと予測。あとチャートもダブルボトムを形成していて入りやすかった。PBR,PERが高い銘柄のため、4月中旬に12320円で購入して直近最安値の11430円を割ったら損切りと考えて買ったのは良かったが、買12320→売12400→買12750と値嵩株にビビり狼狽売りをしたり最高値付近で下がったことに一回ビビって逆指値による14400円で撤退→14700円で決算前再inしたのは反省点として残る。決算で微増配の発表と月次爆上げだったおかげで上がったが、増配は想定外だったため決算後の上げの半分くらいはラッキーだった。新規出店攻勢が続いているし、生活圏内で別のドラッグストアが潰れて数年何もなかった場所にコスモスが新規出店する等の情報が入ったため、これからも新規出店攻勢は続けると思っているためまだ保有中。すぐ売るかもしれないけど…。
現状の資金量だと値嵩株はポジションの微調整が出来ないので、そこら辺の勉強にもなった。

 

イカ

コロナ明けで化粧品の売り上げ上がりそうだと思い四季報を見ていてスクリーニングに引っかかった銘柄。他にも日本色材や高砂香料資生堂POLA、アイスタイル等も検討した。実際に現地調査もして化粧品の売り上げ自体はかなり好調だという事も分かった。最終的に日本色材とテイカのどっちかもしくはどっちもで迷ったが、2日で+20%上がってその後数日で全戻しするという完全にイカれたプレイを見せつけてきたためビビって4月中旬に1180円でテイカのみ購入開始。現状の結果論では日本色材とPOLAの成績が良い。POLAは知り合いがいて何となく気まずくてほぼ買う気なかったので良かったけど、直近決算で上がった日本色材を見て割合決めて少量でも保有しとけばな…とは思った。マスク取ったらそりゃ口紅売れるだろと思っていたし…。
イカ自体の購入が正解かどうかはまだ分からないが、現状後悔はしていない。まず底値近くだったのは間違いなかったし、そのままコロナが終息に向かうに連れて数年で1.7-2倍程度は狙える銘柄だと思っているし、買った時からほとんど値動きが気にならなかったということはこの銘柄に一定の確信と安心感があったからだ。買った日から今日までの成績も日経平均が+14%なのに対し、テイカは+16%とほぼ同等でくらいついている。
この銘柄に関しては2つ反省点がある。
1つは「2日に分けて120万円分買う」と決めて付箋を貼っていたのに何となく金額の大きさにビビって予定数量の半分しか買っていなかったことだ。結果的に最初にまとめて買っていたと想定した時よりも利益を逃している。
もう一つはIRに電話せずに購入したことである。有報や説明資料は読み込んだが要領を得なかったり細部まで把握することが難しいものだったのでIRへの問い合わせは必須だったけど折角問い合わせるなら分からないところをすべて洗い出してまとめて聞こうと思って質問まとめを作っている途中で他の銘柄にも気を取られ結局していない…。

 

竹内製作所

どこかの資料かTwitterで豊富な受注残と工場新設予定と知り、居ても立っても居られなくなり徹夜で調べて3610円購入&初の業界紙購入。このままいけば数年後の業績も右肩上がりで利益が増えて想定以上に利益が出ることもあり得ると思っていたが、今以上に、日経が暴落したらシクリカルな銘柄で大打撃受けるしどうしようとか考えていたため結局ちょっとの調整でビビって3510円で損切りした。その後も少しだけ売買したが結局ちょっとの下げでビビって損切り。シクリカルで怖いと思っていたのに買値から5%下げたら損切りとか最初に損切りライン決めてなかったのも敗因の一つかなあ。最初にライン決めてたら売ってなかっただろうし。

まんだらけ

これは良くなかった。ネット通販を始めて成長を続けているように見える銘柄で、調べたところ思ったより月次の伸び率が微妙で今年の8月の月次で化けの皮が剝がれると思っていたが、それまで上がるならマネーゲームに参加するのも悪くない?と思って5月初めに1757円で購入した。適当に下手くそ売買を繰り返し、最終的に1724円で損切り。短期的なお金に目がくらんだ亡者だった。長期どころか5か月後の月次が大したことないと予測した銘柄を買って普通に損して終わったのは本当に無意味な気がした。

 

名村造船所

5/21の某凄腕投資研究会で発表された銘柄。自分なりに調べてその翌日の5/22に成買いで購入開始。後悔は折角の暴利が貪れる機会だったのに、銘柄を特定したのが夜11時くらいだったから数時間くらい調べて寝たせいでそこまで多く買えなかったこと。その日徹夜すれば時給換算で凄まじいことになっていただろうにもったいないくらい。最近の事故や株価下げはほとんどメンタルにきてない。明確に予測不能で不運による部分が大きかったので、コスモス薬品や電力の利益がラッキーで嬉しさがあまりなかったのと同じように落ち込むことはあまりなかった。家族が朝のニュースで事故を知っていたらしいので世間話の中で出てきたら下げ回避できた可能性はあるけど…。

 

投資額が比較的少ない銘柄たち

レバ分散に関しては後述する予定だが、レバ分散も試してみたいと思い(ussiさんのツイキャスを聴いた後STFさんのブログとツイキャスを見漁った影響。)メルカリやパルグループ、サイバートラスト、ダイジェット工業など適当に上がりそうだったり下がらなさそうな株(集中投資に比べて圧倒的に分析時間が短い銘柄)を買ってみた。損切りラインを決めたり決めなかったり。基本的には買値から5%下がったら損切りや一定以上上がった株が買値に戻ったら損切りとしていた。現時点では最初に想像していた(最初はレバなんか死の道だと思っていた)より悪くないというか資金管理ができればレバ分散も選択としてはあると思い直した(現状はハイレバにする予定一切ない)。ただ、今はあまりに地合が良いので地合いが悪い時がきたら(自分の実力で)通用すると思っていないので死なない程度に少しだけ続けることで理解を深めていこうかなあとは検討中。

 

デイトレについて

テスタさんのYoutubeを見てデイトレも挑戦してみたが基本的に才能はなさそう。そもそもルールや法則みたいなものは全く知らないし、そういうものを学ぶ方法もわからない。ブログや本を読んだら分かるのかもしれないが確証がなくあまりしなかった。とはいえ、デイトレが得意ならかなり短期間で資産が増える(逆なら一瞬で資産が減ることになるが…)ので試さずにはいられなかった。結果的にジーデップで10万円程負けたので退場することにした。最初の頃にAbalanceのリバ狙いに参加して7230円から13000円くらいまで上がった時に数万円の利益しか取れなかったことがある。数万円取れた瞬間は満足していたのだが、Twitterで50万円ほど値幅を取っている人を見て才能はないんだと気付いた。たまに訪れる期待値がかなりプラスな取引を1つだけ見つけたのでそれが使えなくなるまではそれだけやろうと思っていたが、結果的にそのトレードで多少のプラスを手に入れることで他の期待値が微妙な銘柄も触ってしまって損をした。だからそのトレードも含めて引退することにした。お金が減った挙句に投資分析する時間も減った時ほどむなしい気持ちになることはない。

 

現物集中とレバ分散

私は10年で1000万円が1億円に増えてほしいと思って投資を始めた。そこでファンダで比較的短期間で成功を収めてるタイプはどんな投資手法だろうと思って調べて結論が出たのがこの二択だ(現物分散は安定しているが、突出したパフォーマンスが出づらい。レバ集中は破産まっしぐらなので論外)。
現物集中に必要なものは、銘柄分析力と自分の分析を信じる勇気だと思っている。レバ分散に必要なものは資金管理や損切りライン、企業を信じすぎないことだと思っている。銘柄分析に関しては基本的に暗黙知よりも根性の部分が大きいのでわかりやすい。逆に資金管理に関しては暗黙知や才能の部分が大きい。だから自分の中で資金管理に関して腹落ち出来るくらい理解が深まらないと本格的にレバ分散に手を出すのは危ないと思っている(誰か凄腕の方に話を聞く機会があればいいのだが…)。
現在の投資手法は資産の9割集中投資で1割程度でレバ分散の勉強をしている。今はどちらの感触も悪くはないが、分散銘柄の方は利確タイミングがよく分からないのが悩みだ。

 

エクセルによるポートフォリオ管理

毎日評価額前日比は計算していて増減は把握しているけど、エクセルでポートフォリオをまとめるという事をやっていない。プログラミングが出来ないので手入力で一々やると大変だから避けているけど流石にやった方がよさそう…。1000万円くらいのつもりで運用していたら1070万円だったことに気付いて結構焦っている。エクセル管理やらなきゃ…。

 

終わり

今考えると、最初に九州電力の分析をしたことはかなり大変だった気がする。小型株と比べて資料の多さも段違いだしよく心折れなかったなあ。。。
ありがたいことに数人の凄腕の方に、銘柄分析に優位性があると言って頂けたので多分自分の優位性はそこなんだろうな。だから本当はレバ分散に手を出す意味ないんだろう。
買っていない銘柄にも後悔はあるけど腐るほどあるので割愛。